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あの頃
 前から読みたいと思っていた『ミーナの行進』(小川洋子著)を昨日読み終わりました。前に図書館で借りてきた時は、先に子どもに渡した為、子どもがなかなか読み終わらないでいるうちに期限が来てしまい、すごい数の予約待ちがあったので泣く泣く返却したのでした。

『博士の愛した数式』と『猫を抱いて象と泳ぐ』と本作品は、どれもこれも素晴らしくて、甲乙付け難いなぁという感じです。特に、ミーナ〜では「ミュンヘンへの道」とジャコビニ流星雨など、私の幼少時代の思い出と被るものが多く、読みながら心は一気にあの頃へと回帰してしまいました。

「雨のように流星が降る」というのをどうしても見たくて、父親に頼んで近所の幼馴染と一緒に、町の外れの草地まで行った10月8日の夜。あの晩の体を包んだ凍るような寒さと、流星雨が現れなかった落胆と、それでも、そんな深夜に誰もいない草地で2時間近くも夜空を見上げていたという高揚感は、鮮明な記憶の一つとして、今でもくっきりと脳裏に刻み込まれています。

そして、ミーナと主人公の朋子が夢中になったミュンヘン〜には、私もドップリと嵌っていました。彼女たちのように正座こそしなかったものの、当時はビデオなんてものは無かったので、放映時間ちょっと前にテレビの前でスタンバイし、選手一人一人の秘話と活躍に胸躍らせたものです。そして、金メダルを目指すと誓って実際に金を取ってしまった、まるでドラマのような結末には、家族中で熱狂したものでした。

朋子が芦屋の豪邸で過ごした1972年の一年間の物語は、淡々と進みながらも緩やかな起伏に富んでいて、童話的な柔らかな雰囲気の中に、現実世界のやるせなさ、もどかしさ、切なさがバランスよく配置され、物語としての質の高さにページを繰る手が止まらなくなりました。
既に読まれている方も多い(というより、ほとんどの方が読んでいる?)かと思いますが、未読の方は是非ともお読みになることをお勧めします☆








ミーナを描きたくて思わずペンを取ったのですが、自分の頭の中のイメージを絵にするのって、ホントに難しいです・・・




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